暮古月 2021
今年もコロナに明け暮れた一年になってしまいました。
収束の気配と新たな変異株の気配を同時に感じて、何やら落ち着きませんが、出来ることは感染対策しつつの生活しかないので、このまま引き籠り風味での年越しになりそうです。
さて、そんなこんなで鑑賞納めは、この一年お世話になりまくった大船フラワーセンターでの紅葉狩りでした。
しかし頃は12月。
紅葉の前に、空気がすっかりクリスマスなのはフラワーセンターも例に洩れません。
キラキラな電飾オーナメントも気分が浮き立ちますが、シンプル素朴なオーナメントも可愛さ一入という気がします。
そわりと浮き立つ心地で、やはり冬というには暖かいなという日差しのなか、鮮やかな紅葉がお出迎えしてくれました。
鮮烈な赤と、緑葉からのグラデーションは何度見ても見飽きるということがない美しさ。
そして、こちらはヤクシマオナガカエデというのだそうで、見事な黄葉です。
イチョウ以外でじっくりと黄葉を見ることがあまり無いので新鮮な心地。
また、この時期のフラワーセンターといえば、子福桜! という二季咲きの桜です。
桜スキーとしては、一年に2回も桜が見られるなんて至福の極み。
春の桜とは違った風情を感じるのは、やはり冬という季節の力もあるのでしょうか。
桜の後は、薔薇なども見たりしたのですが、撮った写真が少々……いや、割と残念な感じでしたので悲しみとともに没にしました。
フラワーセンターからの帰り際では、見事なイチョウが陽を受けて輝いていました。
今年もなんだかんだと植物鑑賞が出来たのは本当に幸運でした。
また来年も、こうしてノンビリと植物鑑賞が続けられるようにと願いながら、仕事を納めてまいります。